病気や数週間の入院で〇〇を学んだ。
最近、大腸形質炎という病気で数週間入院しました。
過去に2度も同じような病気になっているので、
「またか…」という感じでした。
大腸形質炎とは、大腸に小さなくぼみが出来、
そこに老廃物等が入って炎症を起こしてしまうものです。
その日も普段と同じように普通に出勤をし、
自分の席につき仕事をしていたのですが、
急に左わき腹あたりが痛み出しました。
少し様子を見ようとおもい放っておいたのですが、
段々痛みがひどくなり、更には熱っぽくなってしまいました。
会社の上司に相談し、早めに早退し病院に行きました。
その時はもう熱も38度を超えて、
血液検査をしたところ炎症反応が通常時の6倍ほど出ており即入院になりました。
その日から絶飲食生活です。
前回入院した時は一週間絶飲食で3キロ体重が落ちました。
今回も同じように点滴を常にしながら栄養は入れつつ、
腸内を空っぽにし炎症を落ち着かせるために、
どんなに空腹でも飲食禁止です。
今回は5キロも体重が落ちてしまいおかげで
退院するころにはゲッソリでした。
病院は本当に嫌いです。
大部屋で私以外にも5人の方が入院していたのですが、
体中痛いところだらけでずっとうなっている老人や夜中まで
ずっとペチャクチャ独り言を喋り続けている人、
機嫌が悪くなるとすぐ怒鳴る人など…
病院にいるだけで本当に気分が落ち込んでしまいました。
私はまだ20代で若く、入院も数週間で済むから良いのですが、
おじいちゃんおばあちゃんや長期で入院をしなければいけない人は
どんなにツライだろうなと思いました。
やることもなく、ただひたすらベッドで寝て、テレビを見て、
決まった時間に質素なご飯を食べ、知らない人たちとの共同生活。
これじゃ、病気よりも先に精神が病んでしまうだろうなと思いました。
でも、入院中の人たちが唯一笑顔になれる時間があります。
それは、子供や孫、家族たちがお見舞いに来ている時でした。
みんな凄く嬉しそうで、
孫たちの今日会った話をニコニコしながら幸せそうに聞いていました。
もし私の家族や知り合いが長期で入院することになっても、
最初だけではなくて定期的に顔をだし、
沢山話を聞いてあげようと思いました。
長期入院している人たちの唯一の楽しみを
大事にしてあげようと思いました。
今回の入院はやっぱり辛かったけど、
実際入院する立場になって学べることも多かったです。
もう入院は嫌だけど、
今回学べたことはこれからの人生に活かしていこうと思いました。